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埼玉に棲む、幻の銀杏取り ファイナル

皆さんこんばんわ、二日連続でのびのびとブログを打っている燃えるお兄さんです。しかし!しかし、ですよ!?のびのびとブログを打っていられるということは、、、、、  そうです!!お店にお客さんが来てないということなので、これはこれでまずいです。 では今日こそはお客さんが来る事を願って、元気にいきましょう!          例の場所、、、、、それはここ所沢市でも母と私しか知らない場所。エリア51、長年に渡ってアメリカが国民に隠し続けて来た秘密基地。今正にそこに着こうとしている。暗闇の中一歩一歩大地を踏みしめ進んでゆくと、ちょっと待って!?このあたりよっ!!母の凛としながらそれでいて力強い声が、漆黒の中で雷鳴のように鳴り響いた。まだ場所は定かでなかったが、彼女の中では確信に近い手応えを掴んだものとみえる。それは、銀杏を捕獲したまま何度も何度も往復した経験によって、体全体がコンパスのような働きをしているものだと僕は把握している。コッペパンみたいな靴で地面を小刻みに踏んでいる。いよいよ例の場所が近い!!目印である何かの大木を掴みながら、とうとう銀杏の埋葬地点に辿り着いた。そこは彼女がいつの間にやら掘った穴で、もちろん公共の公園にそんなものを掘ったらダメなのだが、、、、、カモフラージュのために乗っけてある土を掘り起こすと、あるはあるは!?フランスにあるカタコンベのように(かつてフランス、ヨーロッパでは疫病で亡くなった数百万という人々を地下数百メートルに埋めたと言われている)ゴロゴロゴロゴロしゃれこうべよろしく鈴なりになっているのであった。そこに、たった今捕獲されたばかりの一粒が無造作に放り込まれた。これは決して儀式などではない。ちゃんと理由があるのだ。銀杏をコーティングしている、あの強烈な臭いを発する外皮。実はこれが一番厄介なたまもので、とてもでないがあの外皮が付着したまま家に招き入れることはすなわち、死を意味する。どんな達人であっても、あの腐乱臭だけは手に負えない。だから、エリア51が必要なのだ。銀杏は錯覚する、土の上に落ちて無事着地成功だと、、、、しかし現実はかなり勝手が異なっている。つまり、錯覚させられているのだ。彼女の策略によって、、、、銀杏も銀杏だ!!少しは学習してほしい。木の枝から落下して、瞬時に土中に埋もれることはない。けれども彼らは思考がないから、すぐさま安心してコーティングを脱ぎ始めて しまうのである。母の目的はすなわちこれなのだ。土中に埋めて銀杏を安心させ、とてつも無く臭い彼らの外皮を根こそぎ取ることにあったのだ。こうして、母のエリア51には、膨大な量の銀杏が眠っていたのであった。しかも、それは、、、、、恐ろしいことに一カ所ではなく、おびただしい数にのぼるのである。銀杏目当ての第三者が彼女のテリトリーに踏み込んだ日には、おそらくその人物の命日になるだろう。ここ航空公園で、毎年行方知らずになる人は後を絶たない、、、、、、                                              『うそです』  by燃えるお兄さん

by kaeruya2008 | 2008-11-16 04:56  

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